こちらの記事では「素晴らしきかな、人生」という映画を紹介していきます
「プラダを着た悪魔」を製作した【デヴィッド・フランケル】監督の最新作。
大事な存在を亡くした主人公は心を失ってしまい、何をしていても・どこにいても彼の表情が変わる事はありませんでした・・。
素晴らしきかな、人生のあらすじ

監督 | デヴィッド・フランケル |
公開日 | 2017年2月25日 |
上映時間 | 97分 |
素晴らしきかな、人生の予告動画
広告について
広告代理点で働く主人公ハワード。彼は広告についてこう語りはじめます。
- 人は「愛」「時間」「死」を常に考えている生き物
- 人は愛を求めもっと時間が欲しいと考え、死を恐れている
- 広告とはどのように人の生活を豊かにするのかが重要
しかし、それから3年後・・。
心に傷を負ってしまった主人公
3年後、ハワードは心に傷を負っていました。それは2年前に娘を亡くしていたからです。
それからと言うもの彼は仕事に意欲を持てず、職場に顔を出してはドミノを並べ倒すだけの日々。
ハワードの復帰を期待する友人達
広告代理店の株主はハワードが60%持っていて、友人ホイットは40%でした。
変わり果てたハワードを何とか復帰させようとホイットはコミニュケーションを取ろうとします。
しかし、彼の反応はありませんでした。やがてホイットは仕事をしないことよりも、仕事の話をしない事が問題だと言い出します。
そして、彼の姿を見ていた友人3人(ホイット・クレア・サイモン)は行動に出ます。
ハワードの現状
ある日、ハワードを監視する探偵を雇ったホイットはある情報を耳にします。それはハワードが奇妙な手紙を出しているという事です。
彼が書いた手紙の宛先は人ではなく、「愛」「時間」「死」でした。これを聞いた友人達は彼が想像以上に傷ついているのを再確認するのです。
そんな状況の中とある劇団にホイットは遭遇します。
自力更生を望む友人達
ホイットはハワードの世界観に入り込むことにしたのです。彼は娘を亡くしたことで「愛」「時間」「死」に憎しみを抱いていました。
そこでホイットは劇団に「愛」「時間」「死」を演技で表現してもらい、彼が「愛」「時間」「死」と向き合うようにしたのです。
こうして、劇団によるハワード更生プログラムが始動してのでした。
素晴らしきかな、人生の見どころ

徐々に動き出すハワードの心

徐々に信じていくハワード
ある日、ハワードが犬も飼っていないのにドッグランのベンチで座っていると、劇団メンバーの女性が現れます。
女性は彼に話しかけながら「死」に宛てた手紙を取り出すのです。彼は思わずどうやって手に入れたと聞きます。
女性ははじめましてと言葉をかけ、答えるのでした。それから「時間」「愛」が順番に現れ、彼は自身に起きている出来事を信じはじめます。
時間には・・
ハワードは「時間」が目の前に現れた時、たった一言だけ会話をします。
娘の「時間」を奪ったことを恨み、平等に分け与えているという「時間」に対し敵意を向けるのでした。
死には・・
ハワードは娘の命が尽きようとしている時、「死」に願いをしたのです。娘の代わりに自身を連れて行くようにと・・。
彼は「死」に対して向き合う事を諦めてしまったのです。
愛には・・
ハワードは人一倍娘に「愛」を注いで来ました。しかし、彼の「愛」は届かず、裏切られ気持ちになってしまったのでした・・。
彼が不思議な世界へと入り込んでいる時、一人の女性と出会います。
ネタバレ注意切なくロマンチックなラスト

同じ境遇の女性
女性の名前はマデリン。彼女は大事な存在を亡くした人々を集め、苦しみを共有する会「小さな翼の会」を開いていました。
ハワードは外からその様子を見る事が増えていきました。ある日、勇気を振り絞った彼はその会に参加することにしたのです。
精神を元に戻したいハワード
ハワードは「小さな翼の会」に参加し、マデリンに娘の名前を聞かれますがまだ娘の死を受け入れずにいた彼は言葉をつまらせてしまうのです。
ハワードが何も話さずに会が終了し、マデリンが彼に寄り添って自身の話をはじめます。
彼女も6歳になるオリビアという女の子を脳腫瘍で亡くしていました。
そして、ハワードになぜ参加したのかと問いかけるのです。ハワードは精神を元に戻したいからと答えます。
しかし、彼女は子供を亡くした人が精神を元に戻すのは難しいと答え、去って行くのでした・・。
ロマンチックな別れる言葉
ハワードがまたマデリンの所へ向かうと、何気ない会話をはじめるのでした。
- 子供亡くした夫婦が離婚する割合が79%であり、ハワードとマデリンも離婚していること
- マデリンからまだ元妻の事を愛しているかと聞かれ、愛が分からないと答える
- マデリンは嫌いで離婚したわけではなく、夫のことを愛していた
- マデリンは離婚後元夫からもう一度他人に戻れたらと手紙を受け取っていたこと
マデリンは手紙に書いてあった言葉が今までで一番ロマンチックだったと答えます。
ネタバレ注意ハワードの娘は・・
ハワードはクリスマス・イブにマデリンの家を訪ねます。彼女は家で亡くした娘のビデオを見返していました。
すると、突然彼女は亡くした娘の名前・死因・年齢を話、彼に娘の名前はっと問いかけるのです。
そして、彼女は亡くした娘のビデオを再生しはじめます。そこに写っていたのは・・。果たして、ハワードが亡くした娘の名前は?
素晴らしきかな、人生の登場人物

主人公:ハワード

演者 | アン・ハサウェイ |
生年月日 | 1982年11月12日 |
代表作 |
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広告代理店の仕事半分は彼の人柄によって契約した案件でした。娘を亡くした現実を受け入れることができず、時間が止まってしまった彼。
彼は「愛」「時間」「死」について考え直すのでした・・。
ハワードの良き友人:ホイット

演者 | エドワード・ノートン |
生年月日 | 1969年8月18日 |
代表作 |
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ハワードが力にならない状況で、会社の危機を迎え何とか乗り越えようとクレア・サイモンで力を合わせるのでした。
しかし、どうにもすることができずある苦渋の決断をするのでした・・。
ハワードの良き友人:クレア

演者 | ケイト・ウィンスレット |
生年月日 | 1975年10月5日 |
代表作 |
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自身の幸せよりも仕事を優先してきた女性。彼女は幸せな家庭を築くことに憧れていました。
ハワードの良き友人:サイモン

演者 | マイケル・ペーニャ |
生年月日 | 1976年1月13日 |
代表作 |
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役者:ブリジット

演者 | デイム・ヘレン・ミレン |
生年月日 | 1945年7月26日 |
代表作 |
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役者:エイミー

演者 | キーラ・ナイトレイ |
生年月日 | 1985年3月26日 |
代表作 |
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役者:ラフィ

演者 | ジェイコブ・ラティモア |
メンタルカウンセリング:マデリン

演者 | ナオミ・ハリス |
生年月日 | 1976年9月6日 |
代表作 |
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まとめ
大事な存在を亡くした主人公は立ち直ることができるのでしょうか?
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