こちらの記事では「アクション映画ランキング」で6位にランクインした「インセプション」を徹底解説していきます。
「夢の世界」・「インセプションの意味」・「主人公の過去」・「能力」を3つのポイントと解説していきます。
「夢」のなかでは記憶にある物や人等、想像する事で作り出せたりできます。たまに、夢か現実か分からなくなることありますよね!
そんな不思議な「夢」をモチーフにした映画となっています。あなたはこのインセプションで夢か現実か見破る事ができますか?
又、「インセプション」はあの「TENET/テネット」を製作した「クリストファー・ノーラン」監督の作品です。
インセプションのあらすじ徹底解説

監督 | クリストファー・ノーラン |
主演 | レオナルド・ディカプリオ |
公開日 | 2010年7月23日 |
上映時間 | 148分 |
インセプションの予告編
インセプションのあらすじ解説

夢の中だと・・
主人公コブは相棒アーサーと共に中国を感じさせる建物に行き、サイトーという男と会話をしていました。
コブはサイトーに「アイディア」というのは情報の塊で、夢の中だと簡単に盗むまれてしまうと忠告します。
アイディアを盗む職人を「エクストラクト」と言い、コブはエクストラクトのプロだと説明をするのです。
コブはエクストラクトに抵抗する唯一の手段を知っていたのです。
存在意識を強化すること
エクストラクトに抵抗する唯一の手段それは、存在意識を強化することでした。
その為にもコブはサイトーにアイディアの共有を求めますが、断られてしまいます。
強行手段に出るが・・
コブは強行手段を取ってアイディアを手に入れようとしますが、あと一歩の所でモルという女性が邪魔をしてきます。
モルはがアーサーを人質に取ると、コブはアイディアを盗みアーサーを射殺するのです。
するとアーサーはまるで夢から覚めたかのように目を覚まし、中国ではないどこかの部屋にいました。
コブとアーサーこそがアイディアを盗む「エクストラクト」だったのです。
インセプションの意味・夢の世界を解説

インセプションの意味

インセプションとは?
「インセプション」とは、ターゲットの夢に入りこみ「アイディア」と呼ばれる記憶を植え込むことで相手を洗脳することを言います。
例えば、カラスの体は白色だという「アイディア」を埋め込まれてしまうと、カラスは白色の生き物だと認識してしまうのです。
夢の世界を解説

夢の世界について
「インセプション」では他人の「夢」で物語が進んで行くので、夢の世界について説明していきます。
夢に入り込むと対象人物の「存在意識」つまりは人・物・建物が広がっています。
存在意識が作り出す人・物・建物は空想の物で現実ではありません。
又、他人の夢の世界で建物等に手を加えると、存在意識が夢に入ってきた人物に対し敵意を示し追い出そうとしてきます。
無限に続く世界
夢の世界は無限に広がっていて、夢を重ねる事で深く潜りこむことができます。それによって存在意識に気づかれるリスクが減ります。
「インセプション」を起こすには、より深い夢に入る必要があります。しかし、深い夢に入ると夢から抜け出すのは難しくなってしまいます。
そこで強制的に夢から抜け出す方法「キック」と呼ばれる行為があります。
キックとは眠っている人に衝撃を与える事で、強制的に「夢」から開放する事を言います。
時間の流れが違う
夢の世界と現実では時間の流れが違い、夢の世界で1時間過ごしても現実では5分しか経過しないのです。
ただし、夢の世界を重ね合わせることで更に時間の経過はおそくなってしまいます。これによりコブは一度50年間夢の中にいたことがあると言います。
夢と現実を区別が付かなくなる・・
現実世界にある場所・物(建物・橋)を夢の世界で設計してしまうと、現実と夢の区別が付かなくなります。
そこで、使われるのが「トーテム」という道具です。
人それぞれ形・物が違って、例えばコブはコマのトーテムを使っているので夢の中だとコマが永遠に回り続けるので判断がつきます。
現実ではあり得ない事が起きるのが「夢」そうでないのが「現実」と覚えて下さい。
夢の世界で使える能力について解説

調合師とは
登場人物はそれぞれ能力を持っていて、調合師は夢に入り込む為に必要な麻酔薬を作れます。
階層を深く潜る為には、強力な薬が必要となります。
設計士とは
設計士には夢の中での街・物等の構造を考える能力があります。
例えば
- 町中の線路が無い所で、いきなり電車を走らせたり
- 地球の形を変えて空に街を浮かせたり
- どこでもドアのようにドアを開けた先が別の国だったり
設計士は想像力豊かな人しかなることができず、より現実に近い夢を創る事で「夢」だと気付かれなくすることが重要になります。
なので「インセプション」を実行するには絶対的存在です。
偽造師とは
偽造師には他人に変装し、声・顔・体型を真似る事ができてしまいます。本作ではターゲットの友人に変装し、情報を盗み出す役割をします。
「インセプション」ではこれらの能力も見どころのひとつとなってきます。
あらすじに沿ってインセプションの見どころ紹介

子供達と暮らす日々を夢見るコブ

夢を見るコブ
コブは訳合って子供達と離れて暮らしていました。彼はいつの日か子供達と暮らす日々を夢見て、「エクストラクト」の仕事をしていたのです。
サイトーから情報を盗みきれなかった彼でしたが、サイトーに腕を見込まれある依頼をされるのです。
依頼内容
サイトーはコブにいい条件を出します。サイトーは彼にライバル企業の倒産を依頼するのです。
その報酬としてコブの前科を取り消すと言うのです。コブは前科があった事から子供達と暮らす事ができずにいたのです。
コブはサイトーの依頼を受け、ライバル企業の跡取り息子に「インセプション」を仕掛ける計画を立てるのです。
しかし、彼には問題が残っていました。
コブの後継者

新しい設計士を探すコブ
コブは夢の中では必ず、記憶から消せない亡き妻「モル」の亡霊が存在していました。
彼は仕事が上手くいかない事から「設計士」を引退する事を決めたのです。そしてコブは自身以上の素質を持った新たな設計士を探すのでした。
テストをするコブ
コブは成績優秀である一人の女性を紹介されます。すると彼はさっそく彼女に夢の世界を説明する為、自身の夢へと誘い入れるのです。
そしてコブは女性に5分でどんな夢を設計するのか試すのです。
現実世界を創造してしまう
女性の実力はコブの創造をはるかに超えていましたが、現実世界にある物を創造してしまうのです。
女性は存在意識に気づかれ、恐ろしい経験をしてしまいます。そして、女性はコブの前から姿を消したのです・・。
再び姿を現す女性
現実世界に物足りなさを感じた女性は再びコブの前に現れるのでした。コブは女性が帰って来る間に「偽造師」「調合師」を揃えていたのです。
こうして、「インセプション」をかける壮大な計画が動きはじめます。
インセプションのネタバレコブの過去とラストを解説

ネタバレ注意!コブの悲しい過去・・

モルに恨まれているコブ
モルはコブの妻として長年行動を共にしてきた為、行動パターンを読み取ることは簡単でした。
そして、彼女は彼に恨みを持っているのかいつも作戦を邪魔して来るのです。そのせいで何度も作戦を失敗してしまいます。
モルはなにが目的でコブの邪魔をするのでしょうか?なぜコブは恨まれているのか?
夢の世界では家族と会える
コブはある事情で我が子と離れて暮らしている状態でした。しかし、夢の中では亡き妻モル・子供と過ごす事ができます。
なのでコブは家族を記憶の奥深くにしまい込み、大事に保管していたのでした。
なぜ、コブはそれほどまでにモルを忘れられないのか?そして、ついにコブの悲しい過去が明らかになります・・。
ネタバレ注意コブの行動
インセプションをかけるコブ。コブとモルは「永遠」を求め、夢の奥深くまで潜って行くのです。
そして、二人は現実世界に近い夢を創り上げて行くのです。
- 子供を創り出す
- 現実世界で建てた家を創り出す
こうしてモルは夢の世界に依存していくのです。
一方コブは「現実」じゃないという自覚があった為、現実世界で待つ我が子の元へと戻ろうとするのです。
そこでコブはモルに「この世界は現実ではない」と言うインセプションをかけるのです。
インセプションの犠牲
インセプションの効果はコブの想像をはるかに超えていたのです。夢の世界で命を落とし、強制的に現実世界へ戻ってきた二人。
しかし、現実世界に戻ってからもモルは「この世界は現実ではない」と言い続けるのでした。
そして、結婚記念日当日コブがモルと宿泊していた部屋に戻ると、部屋は荒れ果てモルは窓際に立っていたのです。
モルは夢の世界と現実世界の区別が付かなくなり、窓から飛び降りてしまうのです。
こうしてモルはインセプションの犠牲となり、コブに恨みを持つのでした。
インセプションのラスト解説・考察

ラストの解説と考察
物語のラストにコブは目の前に広がる光景が信じられず、夢か現実か見極めるためにトーテムを回すのでした・・。
しかし、物語はトーテムが回っている状態でエンディングを迎えます。
ここからは個人の考察ですが、よく見るとトーテムが止まりかけているように見えます。
なので目の前に広がる光景は現実だと考えますが、あなたはどのような答えを出しますか?
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インセプションの登場人物

主人公:ドム・コブ

演者 | レオナルド・ディカプリオ |
生年月日 | 1974年11月11日 |
代表作 |
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彼には二人の子供がいますが、モルの企みにより子供と暮らす事ができません。
子供と暮らす日々を夢見ながらエクストラクトという仕事を続けていました。子供と暮らすことができない理由とは?
妻:モル・コブ

演者 | マリオン・コティヤール |
生年月日 | 1975年9月30日 |
代表作 |
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なぜ彼女は死んでしまったのか?なぜコブの邪魔をするのでしょうか?
仕事の依頼主:サイトー

演者 | 渡辺 謙 |
生年月日 | 1959年10月21日 |
代表作 |
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偽造師:イームス

演者 | トム・ハーディ |
生年月日 | 1977年9月15日 |
代表作 |
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仕事のパートナー:アーサー

演者 | ジョセフ・ゴードン=レヴィット |
生年月日 | 1981年2月17日 |
代表作 |
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ライバル社の後継者:ロバート・フィッシャー

演者 | キリアン・マーフィー |
生年月日 | 1976年5月25日 |
代表作 |
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設計士:アリアドネ

演者 | エリオット・ペイジ |
生年月日 | 1987年2月21日 |
代表作 |
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現役だったコブを超える実力の持ち主としてなかまに加わります。夢の世界を説明して貰う為、コブの夢の世界へと入ります。
しかし、夢の世界で設計を変えてしまい存在意識にバレてしまいます。
やがて、存在意識が攻撃的になりモルが現れてしまいます。そこでモルの存在を知り、危険だと忠告します。
まとめ
夢を舞台に描かれた作品で、夢か現実どっちなのか考えるシーンがありとても面白い作品となっています。
他にもラブストーリー・SF映画も紹介していますので、チェックして下さい。又、邦画・洋画どちらも揃えています。
私がインセプションを見た感想は、アクション・ラブロマンス両方の視点で楽しめた映画でした。
夢の中で壁を走るシーンや重力が変化するシーン等、夢という事が伝わりやすく作られていたと思います。
又、今は亡き妻と永久に夢の世界でなら会えるという設定は、あまりに残酷で後悔の記憶として残っているのでは無いかと考えてしまいました。
終盤、モルの死因が分かった瞬間、切なくなりコブの記憶としてでも妻と逢いたいという気持ちにとても感動しました。









